ECN口座を手がけている海外fxの会社は、国内の会社より安全

ECN口座を手がけている海外fxの会社は、国内の会社より安全

1.国内のfx会社は相対取引方式

海外fxはリスクが高い、そのようなイメージを持っている人も珍しくはありません。しかし、実際には極端に危険なわけではなく、信頼できるところなら国内のfx会社よりよほど安全に取引ができるのです。海外fxで開設する口座は標準口座、ECN口座の2種類があり、標準口座は手数料が無料な場合が多いのでお得感があります。この標準口座による取引は相対取引方式と呼ばれるもので、国内のfx会社が採用しているものと同じです。国内でfxや株式投資を試したことがある人なら知っている人も多いでしょうが、同じ金融商品でもfxと株式投資は形態が大きく異なります。株式投資を手がけている会社の場合、あくまで場を提供しているだけで、実際に取引する相手は別のトレーダーです。参加しているトレーダーが非常に多いので個人を相手にしているような感覚はありませんが、株のやり取りをしているのはトレーダー同士です。一方で国内fxは別のトレーダー相手に取引をしているのではなく、それぞれのトレーダーがfx会社と取引をしていて、これが相対取引方式です。仮に1ドル100円の時に買い注文が入って、110円まで円安が進行してから売られた場合にはトレーダーに利益が発生するのです。この場合に損をするのは利益を還元する必要があるfx会社なので、fx会社は銀行などの金融機関に対してトレーダーと同じ注文をします。これはカバー取引と呼ばれていて、同額の利益がfx会社にも入るので仮にトレーダーが利益を出しても問題はありません。しかし、fxでは売り注文と買い注文がひっきりなしに入ってきて、それぞれが相殺されるので、ほとんどの場合はカバー取引をしなくてもfx会社には何の影響も出ないのです。

2.ECN口座が主流の海外fx

fxは最終的に負ける人が多数なので、実際には国内のfx会社でカバー取引をしているところは少ないでしょう。つまり、国内のfx会社で取引をしても、その取引が市場には流れないという不可思議な現象が起こります。トレーダーが負ければそれはfx会社にとっての利益になるので、トレーダーが有利だと何故か取引時に固まるなどの怪しい不都合が出るケースもあるのです。これが、fxが怖いと世間一般で思われている大きな理由で、相対取引方式は非常にハイリスク・ローリターンな手法と言っても過言ではありません。海外fxで主流なのはECN口座を使ったものであり、こちらは国内の株式投資を同じくfx会社はトレードの場を提供するだけです。取引の際には必ず手数料がかかるのですが、これがECN口座を手がけるfx会社の主な利益です。相対取引方式だとトレーダーが損をすることが会社の利益に繋がるものの、ECN口座の場合はそのような心配は不要です。トレーダーが多く集まれば手数料だけでも十分な利益が発生するので、なるべくトレーダーのためになるような運営がされています。

3.海外fxで安心安全なトレードを

fxはゼロサムゲームに近い形態で、誰かが得をすれば同じくらい誰かが損をする仕組みです。そのため、トレーダーは勝ち負けがはっきり分かれるものの、fxにより借金を背負うといった事例は海外fxではまず起こりません。国内のfxの取引で損失を計上した時に一定の割合を下回ると、追加の証拠金が求められます。証拠金が払えない場合は強制的にロスカットされるのですが、場合によってはロスカットが間に合わずにマイナスになり、借金を背負うケースも出てくるのです。海外fxでは追証を採用していない会社が多く、仮にマイナスの状態に陥っても追証ゼロのところなら借金の請求はありません。手数料で利益を得ているからこそ、トレーダーが追い込まれてfxの世界から退場するような無茶はしないのです。もちろん、国内のfx会社と同じような形態のところなら追証もあり得る話であり、送金に応じないなどの悪質な業者も存在しています。そのため、海外fxであっても会社選びは重要ですが、ECN口座を手がけているところは国内のfx会社と比べて安心してトレードに臨めるのです。会社をしっかり選べば海外fxは怖いものではなく、むしろ非常に安全です。

ECN口座は株式投資のように板の情報を見られる

1.ECN口座と板の情報

fxに限った話ではありませんが、投資で重要なのは情報量です。株式投資ではローソク足などの株価の値動き以外にも、売り残、買い残など様々な情報が板から読み取れます。一方でfxの場合、株式投資の板にあたるものは基本的には提供されておらず、情報量の面で劣っているのです。しかし、板を提供しているサービスも中にはあり、海外fxのECN口座を利用すれば板情報をチェックできます。どのレートでどれくらいの売り注文、買い注文が入っているかが一目で分かるので、これは取引をする上で非常に重要な情報です。株式投資の経験があるなら各項目をすぐに理解できるので、スムーズにfxの世界に入れるでしょう。

2.板の情報から値動きを予測

fxで値動きに関わってくる要素は板の情報以外にも多く、世界情勢などチェックすべき項目は多岐にわたります。そのため、板をチェックしていても必ずしも値動きを予想できるとは限りませんが、それでも板の情報から読み取れる部分は多いのです。まず、買い注文の方が明らかに多いようなら、今後レートが上昇するといった予想が成り立ちます。先に書いたように実際には逆の値動きをするケースも珍しくはありませんが、板の情報を一切見られずに取引をするのと、チェックして取引をするのでは雲泥の差があるのです。

3.透明性があるのが魅力

この情報の量とも関係しているのですが、ECN口座のメリットは非常に透明性がある点です。国内のfx会社の大半は透明性に難があり、本当に取引されているかどうかも不明瞭なのが現実です。情報を参考にする、しないは人それぞれですが、ECN口座では板の情報を見られるので、納得した上で取引できます。海外fxでは株式投資のように扱えるECN口座を使った取引が主流で、これは国内のfx会社にはない大きな魅力と言っても過言ではありません。海外fxに対して怪しいもの、詐欺のようなものといったイメージを持っている人も多いですが、信用できるところを選べば国内のfx会社よりよほど安心してfxの取引に臨めるのです。

電子取引所を利用するECN口座は、安心感がある

1.ECNとは何なのか

海外fxでよく用いられているECN口座のECNとは「Electric Communications Network」の略で、日本語にすると電子商取引です。電子商取引はネット通販などの分野でも使われる用語ですが、fxの場合は電子取引所を使った取引のことを指しています。インターネット上で証券などの金融商品の取引を扱っている電子取引所は、中立の立場を守っているのです。投資家からの注文は電子取引所が中立的な立場で処理するので、個人投資家であろうと機関投資家であろうと平等に扱われます。実際には、圧倒的に資金に余裕がある機関投資家の方が相場における影響力が強いものの、立場の違いによる差はありません。海外fxのECN口座では電子取引所を使った取引ができるので、信頼度の面で優れています。

2.海外fxによる被害

海外fxに対して不信感を持っている人も珍しくはありませんが、海外fxの被害は新聞記事として取り上げられたこともあるのです。悪質な業者がいるのは事実で、利益を上げたのに全く出金に応じないなどの被害が出ています。そのような業者を利用しないようにしっかりと調べるのが最初のハードルで、よいfx会社を調べるためには金融監督機関から認可されているかをチェックするのが基本です。

3.どのようによい会社を見分けるか

fx会社を運営するためにはその国の金融監督機関から認可を受けなければならず、いずれの国でも厳しい審査があります。そのため、ライセンスを取得して営業しているところは一定の信頼が置けるfx会社なのです。公式サイトの方で、まるでライセンスを取得しているかのように紛らわしい番号を掲載する悪質な業者も存在するので、金融監督機関のサイトに情報が載っているかどうかで判断するとよいでしょう。金融監督機関によるライセンスがあり、さらにECN口座を利用できるところは安心してお金を預けられます。海外fxでは何十万円、もしくはそれ以上の大金のやり取りをするケースも多いので、安心して利用できるかどうかはfx会社を選ぶ際に非常に重要なポイントです。

海外fxのECN口座はスリッページが発生しない

1.スリッページとは何か

国内のfx会社を利用して、スリッページに悩まされる人は珍しくはありません。スリッページは注文した時のレートと約定したレートが異なることで、スリッページが発生した状態のことを滑るとも呼ばれます。株式投資の成行注文は価格を問わず売買したい時に使われるものの、fxでは注文時のレートで購入したい時に使うので、意味合いが大きく異なるのです。この成行注文の際にスリッページが起こるケースが多く、予想より有利なレートで注文できる場合もあれば、不利なレートで約定する場合もあります。トレーダーと市場の間にfx会社が入って注文を代行する、これが国内fxの基本的な仕組みなので、どうしてもタイムラグが生まれるのです。そして、fxではレートが大きく変動するケースも多いので、注文のタイミングによってはスリッページが発生するのはある程度は仕方がありません。

2.ECN口座はトレーダー同士で取引する

一方で、明らかに不自然なタイミングでスリッページが発生して大打撃を受けるトレーダーも多いのです。そのため、スリッページはトレーダーにとっては非常に困る存在なのですが、そのような人に向いているのが海外fxのECN口座です。ECN口座の基本的な仕組みは、fx会社がトレーダー同士の取引の場を設けるもので、国内のfx会社とは違って取引には全く関わりません。もちろん、取引に怪しいところがないかのチェックはしているのですが、全ての取引はトレーダー同士で完結します。

3.スリッページは発生しない

取引の内容は電子取引所に直接送られて処理されるので、国内のfx会社のようにタイムラグが発生しないのです。そのため、ECN口座で取引するならスリッページは発生せず、これはECN口座の大きなメリットと言っても過言ではありません。スリッページが起こりうるようなサービスで取引をする場合、滑るのではないかという恐れから、本当に注文したいレートから離れたところに注文を出すケースもあります。ECN口座ならそのような心配は無用なので、利用する人は思い切って注文を出せるでしょう。

トレーダーにとって厄介なリクオートを防げるECN口座

1.注文が拒否されるリクオート

fxで、仮に1ドル100円で買いポジションを持ったとします。この場合、1ドル100.50円までレートが上がったので売却して利益を確定させようと売り注文を出したら、何故か取引を拒否されることがあるのです。同様に、利益を確定させるために成行注文で売りポジションを持つ場合に、異なるレートを提案されるケースもあります。いずれにせよ注文したいのにできないという状態であり、この両者の現象はまとめてリクオートと呼ばれているのです。1ドル100.50円での売り注文が認められないまま、今度はどんどんレートが下がっていき、最終的には1ドル100円を割り込むケースも珍しくはありません。

2.リクオートはトレーダーを守るものだが

リクオートは、急激に相場が変動した際にトレーダーを守るためのシステムとして存在しています。ところが、実際にはリクオートはトレーダーを守るどころか、逆に損失をもたらすこともあるのです。雇用統計の発表など相場が動く時に起こりやすいものの、いつ起こるかは不明瞭で、利益を上げたいトレーダーにとっては迷惑な存在と言えるでしょう。指値注文ならリクオートによるデメリットは受けないものの、相場が大きく動いている時にはどのレートで注文するかは迷うところで、場合によっては全く役に立たないケースもあります。

3.リクオートが発生しない取引

多くのトレーダーが頭を悩ませるリクオートですが、そもそもリクオートが発生しない取引方法を選択するのも手です。ECN口座は、NDD取引と呼ばれるディーラーが存在しない取引方法の1つで、海外fxではよく用いられています。NDD取引を利用する場合はリクオートは発生せず、トレーダーにとって非常に心強い存在です。リクオートは国内のfx会社でも発生するものの、海外fxであってもよく起こりうるトラブルです。ECN口座などのNDD取引を採用していない海外fxの会社も多く、そのようなところを利用するならリクオートの危険性は十分にあります。頻繁に起きるトラブルではありませんが、危険を避けるためにECN口座を選択するのは効果的な手段です。

ECN口座とSTP取引の手数料とスプレッドについて

1.fxで必要な手数料とスプレッド

fxで取引する場合、取引のための代金以外に手数料とスプレッドの2つが求められます。手数料は取引の際に必ず支払うものですが、国内のfx会社の場合は手数料をゼロにするところが多いのです。一方でスプレッドはfx会社がレートに上乗せするもので、これも手数料の一種と考えてよいでしょう。円ドルで1ドル100.00円の場合、売値は100.00円なのに買値は100.05円といった感じに差がついている場合があります。このように売値と買値のどちらかにレートを上乗せするやり方が主流で、先の例の場合だと5銭分がスプレッドです。fxでの取引では長期間に渡って保有するケースも珍しくはありませんが、いずれ必ず反対決済をする必要があるので、どのような注文をするにせよ決済までにスプレッドを支払う必要があります。国内のfx会社の場合、手数料がゼロであると謳っているところが多いものの、実際にはスプレッドによる手数料はかかるのです。fx会社も利益を上げる必要があるので、手数料にせよスプレッドにせよ支払わなければいけません。

2.STP取引とECN口座

海外fxでも手数料とスプレッドは存在していて、取引形態によってどちらを支払うかは変わってきます。STP取引と呼ばれる取引の場合は手数料がゼロでスプレッドを支払い、ECN口座の場合はスプレッドがゼロで手数料を支払うのがスタンダードです。どちらがトレーダーにとって適しているかは状況によって変わるものの、スプレッドは変動するケースがあります。

3.スプレッドは変動する

スプレッドは原則固定か変動の2種類が主流で、原則固定は基本的には変わらないものの、雇用統計などの指標発表時など相場が大きく動く時にはスプレッドも変化するのです。変動は常にスプレッドが変化する可能性があり、取引前にはスプレッドに注意を払う必要があります。そのため、スプレッドを支払うSTP取引の場合は十分なチェックが必要ですが、ECN口座で支払う手数料は状況によって変化はしないので、ECN口座の方が安心して取引に臨めるでしょう。

海外fxのSTP口座とECN口座の仕組みを知る

1.海外fxで主流なNDD方式

海外fxでは、fx会社が取引に介入しないNDD方式が主流です。fx会社がトレーダーと市場の間に入るDD方式を採用しているところもかつては多かったのですが、透明性に欠けるなどの理由で淘汰されました。現在でもDD方式を採用している会社も残っているものの、数は一時期に比べれば相当に減りました。fx会社が間に入るとトレーダーの注文を操作できるので、本当に公明正大に運営されているのか疑問が残ります。仮に公明正大であったとしてもトレーダーからは実態が分からず、この辺りが透明性に欠けると批判された理由です。

2.STP口座とECN口座

トレーダーの注文が確実に市場に流れるのがNDD方式の魅力ですが、NDD方式にはSTP口座とECN口座の2種類があります。両者は透明性の面で優れているものの、細かいところは大きく違うので、どちらを選ぶかは非常に重要なポイントです。取引が成立するまでの流れに差があり、STP口座の場合は金融機関とのマッチングがあります。fxでは通貨ペアのレートを参考にして取引をするのですが、金融機関によってレートにはやや差があるのです。fxではレートを提供している金融機関のことをリクイディティプロバイダーと呼び、STP口座の取引ではリクイディティプロバイダーの中から最もトレーダーの希望に近いところが選ばれます。そのため、STP口座を利用するならリクイディティプロバイダーの選択肢が豊富なところを選ぶのが基本です。

3.情報の面で優れているECN口座

一方でECN口座はトレーダー同士で取引をする形態で、日本の株式投資と基本的な仕組みは変わりません。ECN口座の場合は板の情報を見られるのが大きな魅力で、どのレートで売り注文が多い、或いは買い注文が多いといった情報を確認しながら取引に臨めます。STP口座の場合、リクイディティプロバイダーの中からトレーダーにとって最適なものを自動で選ぶ方式なので、板の情報は見られません。どちらにも魅力があるものの、情報量の面で圧倒的に有利なECN口座はトレーダーにとって心強い存在と言えるでしょう。

海外fxのECN口座だとボーナスはつかないことが多い

1.海外fxでは定番のボーナス

ECN口座は、海外fxでは主流の形式です。透明性の高さや、板の情報が見られるなどの様々なメリットがある反面、ボーナスの面では不利に働きます。国内のfx会社でも、口座開設後に入金することでキャッシュバックがもらえるなどのキャンペーンを展開しているところがあり、海外fxのボーナスも似たようなものです。ただ、海外fxのボーナスは種類が色々とあるのが特徴で、入金に応じたボーナス、口座開設に伴うボーナス、トレードの量に応じたボーナス、誕生日にもらえるボーナスなどが代表的です。例外的なボーナスとしてはリスクフリーボーナスと呼ばれる、損失を計上した際にfx会社が肩代わりしてくれるというものもあります。海外fxは競争が激しいので、トレーダーの囲い込みのために色々なボーナスが考案されているのです。

2.ボーナスの出金の扱い

また、ボーナスの出金の際の扱いもfx会社によって異なり、特に条件なしで出金できるもの、トレードの量が一定ラインを超えたら出金できるもの、出金には対応しておらず証拠金にのみ使えるものなどがあります。海外fxで主流なのは証拠金にのみ使えるタイプのボーナスで、その証拠金を使って利益が出た場合は出金できるのです。ボーナスの有無は取引にも大きな影響を与えるものの、優良なfx会社がボーナスに力を入れているとは限りません。

3.ECN口座とボーナス

そして、海外fxではECN口座はボーナスの対象外のケースが多いので、この辺りの見極めは難しいポイントです。ボーナスがあれば手持ちの資金が少なくてもトレードで有利に働くものの、ECN口座を利用できないというデメリットが付いてきます。ECN口座は気配値など板の情報を確認できるという大きなメリットがあり、これが他の取引方法との大きな違いです。ボーナスは重要な要素ではあるものの、トレードで利益を上げるためには情報量が多いECN口座の方が有利に働きます。ボーナスの有無よりも、トレードで最終的に勝つことを重視してfx会社を選ぶとよいでしょう。

海外fxではレバレッジの規制が緩く、リスクも少ない

1.国内では規制されているレバレッジ

海外fxの魅力はレバレッジの規制が緩いこと、追証ゼロの会社が多いことです。レバレッジは証拠金を預け、手持ちの何倍ものお金をトレードで使えるようにするシステムです。レートによっても異なるものの、fxでレバレッジをかけない場合は利益はほとんど出ません。そのため、レバレッジをかけて利益を確保するのが普通なのですが、一方で取引に失敗した際のリスクも大きいのです。国内のfx会社の場合は追証があるので、取引で損失を計上した場合には追加の証拠金を入金しなければいけません。入金できない場合は強制的なロスカットが待っているものの、借金が発生するケースも珍しくはありません。2010年にfxのレバレッジ規制が入るまで、国内でもレバレッジ100倍以上の会社が多くありました。国内のfx会社の個人口座の場合、規制により最大レバレッジが25倍まで抑えられたものの、それでも借金に繋がるケースは多いのです。

2.海外fxで追証がゼロなら借金は発生しない

一方、海外fxで追証ゼロを採用している会社なら、仮に取引でマイナスを記録したとしても口座の残高がゼロになるだけです。どれだけレバレッジをかけたとしても追証がゼロなら借金は発生せず、これは大きな魅力と言っても過言ではありません。海外fxではレバレッジの規制が緩く、そのために少額のお金でレバレッジを効かせて大勝負に臨む人も多いのです。

3.ECN口座でも高倍率のレバレッジを利用できる

海外fxで主流のECN口座でもレバレッジはあるものの、倍率はそこまで高くはありません。レバレッジだけならSTP口座の方が遥かに高いので、あまりお金を用意できない人の場合はSTP口座を利用した方がより効率よく取引できます。一方で、STP口座だと取引量が増えると約定に繋がらないケースが増えてくるなどのデメリットもあり、お金にある程度の余裕があるならECN口座の方が安定しているのです。また、レバレッジもSTP口座と比べると倍率が抑えられているものの、それでも大半の会社が最大レバレッジ100倍以上なので、そこまで大きなデメリットではありません。

海外fxは、国内のfxよりも安心して取引に臨める

海外fxは、国内のfxよりも安心して取引に臨める

1.fxとは何か

fxは「Foreign Exchange」の略で、投資の一種です。fxを日本語で表すと外国為替証拠金取引であり、為替による差益で利益を上げる手法なのです。1ドルが100円の時点で1万円を用意すれば100ドルになり、1ドルが105円まで上昇してから100ドルを円に両替すれば1万500円が戻ってきます。このように為替を利用すれば短期間でも十分に利益を上げられるので、多くの人がfxで取引をしているわけです。fx以外だと株が投資としてはメジャーな存在ですが、株式投資では持っていない株式は売れません。もっとも、株を借りてから売り、後々に買い戻す空売りという手法はあるものの、最初に株を借りているのでそれなりにリスクもあります。それに対してfxでは持っていない通貨をいきなり売ることもできて、空売りのように後々に買い戻せるのです。株式投資では空売りを利用しない限り、株価が下がると予想していても手を出せませんが、fxでは通貨が下がると感じたのならすぐに取引に臨めます。持ってもいない通貨をいきなり売るというのは感覚的に分かりづらいかもしれませんが、これがfxの特徴の1つです。これから通貨が上がりそうならまず購入し、下がりそうなら売却から入る、このように臨機応変に対応すればfxで利益を上げられるでしょう。fxのみで生計を立てている、いわゆる専業トレーダーの人も多く、投資方法としては非常に優れているのです。

2.危険だとよく言われるが

一方で、fxは非常に危険であると認識している人も多く、その理由として上げられるのは丁半博打に近いという点です。サイコロの出目が奇数か偶数かを当てるのが丁半博打ですが、fxでも通貨が上がるのか下がるのかの2択なので、限りなくギャンブルに近いというのが批判の理由です。しかし、fxはサイコロの出目のように予測が不可能ではなく、決済のタイミングもトレーダーに委ねられているので、ギャンブルとはまた異なります。もう1つ、fxが危険だと思われている理由があり、それはfxに手を出して破産した、借金を作ったなどの例が多いことです。ギャンブル性よりもこちらの失敗例の方が問題視されていて、fxに手を出したら終わりだと主張する人も珍しくはありません。日本のfx会社の大半は相対取引と呼ばれる取引方法を採用していて、こちらはトレーダーと市場との間にfx会社がブローカーとして入る形です。つまり、相対取引は他のトレーダーではなくfx会社と向き合う形ですが、こちらの問題点は両者の利益が相反する点です。トレーダーが利益を上げたらfx会社は損をして、逆にトレーダーが損をすればfx会社にとっては利益になります。仮に公平な取引の場を提供したとしても、fxでは負ける人が多いので、何もしなくてもfx会社は莫大な利益を上げられるわけです。しかし、トレーダーを大きく負けさせればfx会社はさらに利益を得られ、そのせいか国内のfx会社ではトレーダーにとって不利な、不自然な動きがあるといった疑惑の声が多くあがっています。

3.海外fxの方がよほど安全

そんな国内のfx会社と同様に非常に危険というイメージがあるのが海外fxですが、安心して取引できるように様々な工夫が凝らされているのです。海外fxで相対取引を採用している会社は少なく、トレーダー相手にトレードするのが主流です。手数料が主な利益なので、トレーダーが負けても会社にとっては旨味は皆無で、日本とは逆に参加しやすい場が作られています。その工夫の中でトレーダーにとって重要なのが追証ゼロで、こちらを採用している会社なら仮に負けたとしても支払いは求められません。証拠金として預けていたお金は返ってきませんが、口座のマイナスになった分は帳消しなのです。追証ゼロの会社を利用すれば、日本のfx会社を利用した時のように借金を背負うこともないので、安全性の面で優れていると言えるでしょう。負けて借金を作るかもしれない、このような不安があるとトレードにも影響の方が出るので、海外fxを利用した方が精神的に余裕を持てるのです。

海外fxで重要な通貨ペアの種類とスプレッド

1.通貨ペアの数をチェック

海外fxでも、為替を利用して稼ぐという基本的な仕組みに変わりはありません。海外fxでは追証がゼロなのか、スプレッドや手数料はどれくらいかなど、会社選びの際にチェックしたいポイントがいくつもあります。その中の1つに通貨ペアの種類があり、会社によって扱っている通貨ペアの数が大きく変わるのです。最も代表的な通貨ペアはドル円ですが、他にもユーロ円、ユーロドルなどfxで扱う通貨ペアは多くあります。もっとも、あまりにマイナーで馴染みがないものだと上がるか下がるかを判断するのが難しく、またマイナーなものほど乱高下が激しい傾向にあるのです。

2.手数料の一種のスプレッド

馴染みがあるドル円、ユーロ円など以外はチェックしないので必要ない、そのような人もいるでしょう。メジャーなもの以外を扱わないのであれば、海外fxでも通貨ペアの数はさほど重要ではありません。円は非常にメジャーな通貨なので、ほぼ全ての会社でドル円、ユーロ円、ポンド円などが扱われています。逆に、幅広く取引をする人にとっては通貨ペアの種類は非常に重要で、それだけでなくスプレッドについてもしっかりチェックしたいポイントです。スプレッドは取引の際にかかる手数料のようなもので、スプレッドの幅が狭い方がトレーダーにとって有利に働きます。もっとも、スプレッドの設定は会社によってだいぶ異なり、通貨ペアによって変動するケースも珍しくはありません。

3.初心者は通貨ペアの種類はさほど気にしなくても大丈夫

狙う通貨ペアを最初から決めておくなら、単純にその通貨ペアのスプレッドが狭い会社が候補に上がります。一方で、取引する通貨ペアが多い場合は全体的にスプレッドの幅が狭いサービスを狙うのが基本です。初心者の人の場合は通貨ペアの数はあまり気にせず、ドル円やユーロ円といった基本的な通貨ペアのスプレッドが押さえられているサービスを利用するのがよいでしょう。取引に慣れてきて、他の通貨ペアにも手を出してみたいと思ったら、他の海外fxの会社への乗り換えも視野に入れてください。

海外fxはレバレッジの倍率が高くても安心

1.乱高下する為替レート

通貨ペアによっては、為替レートが大きく乱高下するケースも珍しくはありません。2015年にはスイスショックと呼ばれる相場の急変が起きていて、この時には40%程度の高騰が起きています。もっとも、このような事例は非常に稀で、ドル円などのメジャーな通貨ペアではまず起こらない事態です。スイスショックでは大儲けする人、大損して借金を作る人が共に続出して、fx界隈では前例のないくらいの大騒動になりました。特にスイスショックにより大損を記録した人の嘆きの声が多く聞かれましたが、これはレバレッジをかけていたのが主な原因です。

2.レバレッジとは何か

スイスショックのような例外を除くと、為替レートは短期間で一気に動くことは少なく、そのため普通に取引をするだけでは全く儲けには繋がりません。ドル円で1ドル120円の時に買いポジションを持ったとして、実際には1日が経過しても1円以内の値動きに収まることも多いのです。そのため、手持ちのお金に倍率をかけて取引に臨めるレバレッジがfxでは用いられていて、これをどう使うかはトレーダーの判断の中でも特に重要です。国内のfx会社では法律によりレバレッジが最大で25倍と定められていて、仮に10万円を用意した場合は最大で250万円分のお金でトレードできます。レバレッジの倍率が加わると一気に稼げる可能性も出てくるものの、損失も加速度的に大きくなるのです。そのため、fxで破産する人も多く出てくるのですが、だからこそ海外fxを利用するのがよいでしょう。

3.追証ゼロなら借金には繋がらない

海外fxで主流な追証ゼロの場合、口座がマイナスになるほどの損失を記録したとしても、その分は請求されません。fxのために用意した軍資金を失うだけで済むので、借金には繋がらず安全に取引できます。また、海外fxではレバレッジの倍率が日本より遥かに高く、1000倍に届くサービスも珍しくはありません。追証ありのサービスでレバレッジの倍率が高いと非常に危険ですが、追証ゼロなら失敗しても大きな痛手にはなりません。

日本のfxでは追証があり、海外fxでは追証がない

1.追証とは何か

海外fxの魅力の1つに、追証を採用していない会社が多い点が挙げられます。追証はfxで口座がマイナスになった場合に、そのマイナス分をトレーダーに請求する仕組みのことです。もちろん、追証が発生する前に損失を防げばよいのですが、国内のfx会社の場合はそもそもトレーダーを守るためのロスカットがうまく機能しないのです。為替レートは思いもよらない動きをすることも珍しくはなくレバレッジを効かせて取引をしていると相場が急変した時に大きなマイナスに繋がる恐れがあります。そのような場合、損失を防ぐために強制的に決済するロスカットが行われるのですが、状況によってはうまく決済されません。

2.ロスカットが間に合わないことも

為替相場の急変時にこそロスカットが必要なのに、約定までに時間がかかり最終的に大損に繋がるケースもあります。国内のfx会社の利用規約でも、ロスカットの遅れにより預けていた証拠金以上の損失が出る可能性について触れているのが普通です。また、追証によりトレーダーから回収したお金はfx会社にとっては重要な収入源なので、これからも追証のシステムは変わらないでしょう。レバレッジを効かせて取引をしないと利益が出ませんが、一方でレバレッジは為替相場の急変時などは大損に繋がるので、国内のfx会社を利用する限りは追証が発生するリスクを承知するしかありません。

3.海外fxが追証ゼロを採用している理由

海外fxでは追証ゼロのゼロカットサービスが主流ですが、口座のマイナス分を肩代わりするのは業者にとっては大きな損失です。しかし、海外fxではスプレッドを含めた手数料で利益を上げているので、トレーダーに集まってもらわないといけません。そのために、トレーダーが安心して取引できるように追証をゼロにしていて、この辺りは日本と外国でまるでスタンスが違います。どれだけ為替について詳しいトレーダーでも、相場急変時を必ず無傷で乗り切れるとは限らず、万が一の保証は必要です。そのためには、追証ゼロを掲げている海外fxが最適なのです。

マイナーな通貨ペアを扱うなら、海外fxがよい

1.メジャーな通貨ペアとマイナーな通貨ペア

fxでは、どの通貨ペアを選ぶかが重要です。ドル円、ユーロ円、ユーロドル、ポンド円などは日本では馴染みがある通貨ペアで、これらは非常に安定しています。取引も活発なので安定して取引相手が見つかる反面、為替レートが一気に動くことはあまりありません。そのため、fxでコツコツと利益を積み上げたい人、fxを始めたばかりの人に向いている通貨ペアです。一方で、fx会社では世界の通貨ペアを扱っていて、日本ではあまり馴染みがない通貨ペアで取引に臨めます。どの通貨ペアがマイナーかは人によって意見が分かれるものの、ドル円などのメジャーなものと比べると高金利の通貨が多いのです。また、激しく為替レートが動くケースも珍しくはなく、短期間で大きな利益を上げることも夢ではありません。

2.取引が成立しないことも

一方で、メジャーな通貨ペアとは違って取引の絶対数が少なく、そのせいで取引が不成立に終わりやすいのです。これはマイナーな通貨ペアだけで起こる話ではなく、2008年に起こったリーマンショックのような経済に大きな打撃を与える事件によっては、メジャーな通貨ペアでも起こりえます。それでも、マイナーな通貨ペアの方がそのリスクが極めて高く、売りたいのに売れない、買いたいのに買えないなど取引が成立しないといった事態によく陥ります。マイナーな通貨ペアは為替レートがどう動くか予想しにくく、ギャンブル性が高いと言っても過言ではありません。

3.追証ゼロの海外fxで

そのような通貨ペアに手を出すのも1つの手法ですが、必ず追証ゼロを採用している会社で取引をするのがよいでしょう。やはり口座がマイナスになるリスクが高く、追証がある会社の場合は失敗すると借金に繋がります。そのため、マイナーな通貨ペアを選んで取引するなら、追証ゼロがスタンダードである海外fxが最適です。扱っている通貨ペアの種類はそれぞれの会社によって違うものの、国内のfx会社より海外のfx会社の方が通貨ペアの数が多く、選択肢が豊富なのも魅力です。

海外fxはレバレッジが高倍率で、資金が少なくても参加できる

1.国内fx会社のレバレッジ

海外fxは、国内に比べてレバレッジの倍率が高いのが大きな特徴です。為替レートがさほど動かない場合でも、レバレッジを効かせれば大きく儲けられるので、これが海外fxでの醍醐味と言えるでしょう。日本でも昔はレバレッジが100倍を超える会社が多くありましたが、2010年に規制が強化されて最大25倍になりました。法人の口座だとレバレッジの倍率に規制は入っていないのですが、個人で利用するなら最大25倍の範囲内でfxに挑むしかありません。そもそも、規制が入ったのはレバレッジの倍率が上がるとハイリスク・ハイリターンになるからで、一気に借金を背負う人も珍しくはありませんでした。日本では口座のマイナス分を負債として扱う追証があるので、レバレッジを放置するのは危険だったのです。

2.レバレッジが高倍率だと資金が少なくてよい

一方で、レバレッジの倍率に制限がかかると、どうしても多額の軍資金を用意する必要があります。仮にレバレッジが100倍なら、10万円を用意すれば最大で1000万円分の資金でfxに臨めるのですが、レバレッジが最大で25倍だと1000万円分の資金を動かすためには最低で40万円を用意しなければいけません。軍資金が少なく済むのは高倍率のレバレッジの魅力で、fxに参加するためのハードルが下げてくれているのです。海外fxで追証ゼロのサービスを利用すれば借金には繋がらず、資金をさほど用意できない人でも一気にお金を稼ぐチャンスが生まれます。

3.一気に稼げることも

海外fxではレバレッジが1000倍を超えているところもあり、レバレッジが1000倍なら10万円を用意すれば1億円分の取引ができるのです。1億円分の資金を使ってドル円で取引した場合、為替レートが1円動くだけでも利益はおよそ100万円です。もちろん、実際には予想したのとは逆方向に動くケースもあり、また資金が少ないほどロスカットが発生しやすいので簡単に儲けられるわけではありません。しかし、借金を背負う心配がなく、大きく儲けられる可能性が十分にはあるのは事実で、海外fxは非常に魅力的な世界です。

スキャルピングは海外fxでは禁止されている場合も

1.短期で取引を終えるデイトレード

株式投資、fxではデイトレードが短期の取引として知られています。長期保有で為替レートが予想外の方向に行くケースも珍しくはなく、デイトレードはそのようなリスクを避けて短期で決済する手法です。どれくらいで決済をするかは人によって異なるものの、その日のうちに決済を終えて持ち越さないのが普通です。副業としてfxを始める場合、仕事などの都合でチャートをずっと眺めるわけにはいかず、寝ている時も同様です。そのため、デイトレードはあまりパソコンやスマートフォンをチェックできない人にとっては有効な手法と言ってもよいでしょう。

2.デイトレードより短気なスキャルピング

しかし、デイトレードよりさらに短期間で取引から決済を終える手法もあり、それがスキャルピングです。スキャルピングは数分、場合によっては1分以内に決済まで終わらせる、とにかく速さを重視した手法です。相場が急変するような異常事態を除いて、為替レートは一定方向に向かう傾向があります。もちろん、どこかのタイミングで反転に転じるのですが、その瞬間をうまく避けるのがスキャルピングでは重要です。タイミングを間違えなければ有用な手段ではあるものの、一方で一回の取引ではそう多くの利益は出ません。そのため、何回も取引をして小刻みに稼いでいく必要があり、精神的な疲労を感じやすい手法です。決済までの期間が短いほど反射神経が重要なので、決済まで長く持ち続けるのが不安な人や、ゲーム感覚で取引をしたい人、ニュースをチェックするなどのファンダメンタルズ分析が苦手な人に向いています。

3.スキャルピングが禁止されていないか

このスキャルピングは海外fxでもメジャーなのですが、2013年頃からスキャルピングを禁止する会社も出てきました。そのため、スキャルピングが禁止されていないか、認めているかは登録する前にチェックしたいポイントです。スキャルピングを禁止しないと表明しているサービスは少なく、海外fxではスキャルピングが禁止されているか、特に言及がないかの2つに大きく分けられます。

時間帯により為替レートの傾向は大きく変わる

1.朝は値動きが少ないものの、大きく動くときもある

fxは時間を問わず取引できるのが魅力で、これは株式投資との大きな違いです。ただ、土日など市場が閉まっている時には取引は不可能で、これは円以外の通貨ペアを扱う場合でも基本的には変わりません。そのため、週末に取引をする場合、土日の休みが挟まり身動きが取れないケースもあるので注意が必要です。曜日以外で注意したい点は時間帯で、特にそれぞれの市場が取引を開始する頃は為替レートが大きく動くケースも珍しくはありません。日本時間の朝はさほど為替レートが動かない時間帯ですが、それでもニュースによっては大きな動きを見せることもあり、土日に重大なニュースがあった時の月曜日の朝は非常に危険です。

2.取引が最も活発な夜

午前中は東京証券取引所に加えて香港証券取引所、上海証券取引所の取引もスタートするのでアジア圏で大きな動きが見られます。もっとも、アメリカやヨーロッパではあまり動きが見られない時間帯で、夕方までは穏やかに推移することも多いのです。日本時間の夕方、16時頃から欧州の市場が取引を開始するので、為替レートの方も大きく動きます。そして、ニューヨーク証券取引所が取引を開始するのが日本時間のおよそ21時で、これ以降が世界で最もfxの取引が活発な時間帯と言っても過言ではありません。やはり、米ドルが世界的には最もスタンダードな通貨なので、世界中からトレーダーが参戦するのです。

3.時間帯の傾向を知っておきたい

ヨーロッパの市場の取引が終わるのが日本時間の深夜2時頃で、夜の9時から深夜2時までは為替レートも激しく動きます。深夜2時以降は少し落ち着いてくるものの、日本時間の早朝までは油断はできない時間帯です。実際にはニュース、経済指標の発表などにも左右されるものの、ある程度は時間帯による傾向もあるので、必ずチェックするとよいでしょう。値動きが少ない時間帯を狙う、自信があるので夜からの取引に臨むなど、スタイルに合わせて取引の時間帯を変えるのも手です。この時間帯による傾向は、国内のfxであろうと海外fxであろうと変わりません。

詐欺など、海外fxを始める上での不安要素

1.出金に応じない詐欺

追証ゼロの会社が多く、安心して取引に臨めるのが海外fxの魅力です。一方で、海外fxが絡んだトラブルも珍しくはなく、代表的なものは利益を上げたのに出金に応じてもらえないというものです。事実、国民生活センターは海外fxに対して注意喚起をしており、これがイメージ悪化の大きな原因です。海外fxの中には出金に応じないなどの詐欺のような会社があるのは事実で、まずそのようなところに引っかからないようにしなければいけません。日本以外でも簡単にfxのブローカーとして認められるわけではなく、金融監督庁、金融監督委員会といった組織からライセンスを認定されて営業するのが普通です。そのため、ライセンスを取得していない会社は詐欺と判断してもよく、これだけでも悪質なサービスを排除できるでしょう。

2.信託保全と分別管理

他に、海外fxならではの不安要素としては仮に会社が破綻した時にどのような対応をされるかが挙げられます。国内のfx会社は信託保全が義務化されていて、信託保全は信託銀行と契約して顧客の資産を預けるシステムです。そのため、仮に会社が破綻したとしても一定の資産が守られるのですが、海外fxの場合は必ずしも信託保全を採用しているとは限りません。海外fxでも会社の運営の資金と、顧客の資産は別に管理する分別管理が採用されていて、破綻した場合には資産は保全されます。しかし、分別管理よりは信託保全の方が安全性の面で優れていて、海外fxの会社選びの際は信託保全を導入しているところがよいでしょう。

3.破綻したケースもある

海外fxで追証ゼロの会社を利用すれば口座のマイナス分は請求されず、安心して取引に臨めるものの、2015年に発生したスイスショックの際は大手の海外fxの会社が破綻しています。マイナス分を会社が肩代わりするからこそ、為替レートが大きく動く際の破綻のリスクは国内のfx会社より高いのです。大手のfx会社が破綻するなどそうあることではありませんが、仮に破綻した場合に資産がどういう扱いになるのかは事前に確認したいポイントです。

テクニカル分析を実践するなら海外fxがよい

テクニカル分析を実践するなら海外fxがよい

1.ファンダメンタルズ分析とは

海外fxは追証ゼロを導入しているサービスが多い、レバレッジが日本より高倍率などの特徴があるものの、取引自体は国内のfxと変わりはありません。そのため、国内のfxの経験者なら、スムーズに海外fxに移行して取引を始められるでしょう。fxのチャートの上がり下がりをどう予想するか、方法は色々とあるものの、代表的なものはファンダメンタルズ分析とテクニカル分析です。ファンダメンタルズ分析、テクニカル分析は共に株式投資の世界でも使われていて、投資の分野ではメジャーな手法です。ファンダメンタルズ分析は、株式投資ではそれぞれの会社の財務諸表や業績などから分析を進めて、その株が割高か割安かを判断します。もっとも、fxで扱うのは株ではなくて通貨ペアなので、チェックするのは主に各国の経済指標です。経済成長率、失業率、物価指数、経常収支、貿易収支などチェックすべき項目は多く、各国が経済指標を発表する時期にはチャートが大きく動きます。また、各国のニュースも重要な判断材料であり、本格的にファンダメンタルズ分析を導入するなら相当に多方面に目を向ける必要があるのです。一方で、ファンダメンタルズ分析は情報を収集してから取引に臨む手法なので、相場の動きに出遅れるケースも珍しくはありません。

2.チャートに重点を置くテクニカル分析

テクニカル分析はファンダメンタルズ分析とは違って、チャートから今後の動きを予測する手法です。もちろん、テクニカル分析を取り入れている人もニュースなどはチェックしているものの、重視しているのはあくまでチャートなのです。使われている論理は株式投資のテクニカル分析とは異なるものの、特徴的なパターンを参考にする点は変わりません。ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析のどちらに重点を置くかは人それぞれですが、初心者の人に向いているのはテクニカル分析でしょう。ファンダメンタルズ分析を本格的に始めるなら相当の勉強が必要で、また勉強をしても確実にチャートの動きが読めるとは限りません。事実、アナリストのような一般人と比べて多くの情報を持っているはずの専門家でも、確実にチャートを読み切れるわけではないのです。テクニカル分析を学んだからといって、やはり確実に勝てるわけではありませんが、それでも代表的なパターンさえ記憶しておけばある程度は市場で戦えます。fxの世界でも実践は欠かせず、チャートがどのように動くのか、損切りはどのタイミングでするのかなど実践で学ぶことは多いのです。もちろん、実際に取引をすれば大きく損をするケースも出てくるのですが、海外fxなら投入する資金を抑えればさほど大きな痛手ではありません。国内のfxでは追証があるので、口座がマイナスになるとその分を請求されるのですが、海外fxで追証ゼロのサービスなら失うのは用意した資金だけです。また、海外fxでは高倍率のレバレッジでfxに臨めるので、1万円でも十分に市場で戦えるでしょう。レバレッジが100倍なら100万円、500倍なら500万円分の資金で取引できるので、fxの勉強には最適です。

3.テクニカル分析にも色々ある

テクニカル分析の基本は順張りと逆張りで、順張りはチャートの流れに沿って取引をします。チャートが上昇しているなら買いポジションを持ち、下降しているなら売りポジジョンを持って買い戻す形です。逆張りは順張りとは逆に、これからチャートが反転すると予想してポジションを持つ形です。レートが上昇を続けているもののそろそろ下降に転じそうだと予想し、上昇中に売りポジションを持つのが逆張りです。順張りと逆張りのどちらが頼りになるかは一概には言えませんが、テクニカル分析のほとんどは順張りか逆張りの2種類に分けられます。順張りの代表的なテクニカル分析はMACDで、こちらは2種類の移動平均線の動きからサインを見極める手法です。通貨ペアの購入、売却の度合いに着目して今後の動きを予測するRSIやストキャスティクスは、逆張りのテクニカル分析です。テクニカル分析を始めるなら、まずどの手法を学ぶかを決めましょう。

fxで重要な移動平均線と、有名なシグナル

1.移動平均線とは何か

チャートから今後の動きを予測して売買に臨む、これがfxでは定番の手法です。各国の経済の状況は過去と似ているケースはあっても、当然ですが全く同じ状態ではありません。しかし、トレーダーがどのような状態で買いポジションや売りポジジョンを持とうとするのか、これはある程度は判明しています。そのため、チャートをチェックしてfxに臨んでいる人は、他のトレーダーの動きを予想しているとも言い換えられるのです。チャートを分析する手法はテクニカル分析と呼ばれていて、このテクニカル分析の中でも特に重要なのは移動平均線です。移動平均線は特定の日数の終値の平均で、5日移動平均線の場合は4日前から当日までの計5日間の終値を平均したものです。

2.ゴールデンクロスとデッドクロス

移動平均線は10日、20日、100日、200日など種類が幾つかあり、それぞれの移動平均線を同時に使います。例えば、fxで買いのシグナルとして有名なのがゴールデンクロスですが、こちらは下にある短期の移動平均線が、上にある長期の移動平均線を一気に追い抜いた状態を表しています。売りのシグナルとして有名なデッドクロスは、ゴールデンクロスとは真逆で上に位置している短期の移動平均線が、下の長期の移動平均線を突き抜ける状態です。この2つはfxの基本中の基本ですが、一方であまりにも有名なので信頼性に欠ける側面があります。

3.まずは移動平均線から覚えるのがよい

ゴールデンクロスがあれば買いポジションを持つトレーダーが増える、そう予測を逆手に取ろうとするトレーダーも多いのです。ただ、初心者の人がまず覚えるべきポイントなのは間違いなく、移動平均線の見方、移動平均線が関係しているシグナルは把握するとよいでしょう。この移動平均線は世界共通なので、国内のfxであっても海外fxであっても全く同じように扱えるのです。fxでは事前の情報収集が欠かせませんが、海外fxであまり情報のないマイナーな通貨ペアに手を出す場合には移動平均線やゴールデンクロス、デッドクロスを判断基準にするのも手です。

日本発祥のローソク足でfxの流れをつかむ

1.ローソク足の見方

fxのチャートをチェックするなら、ローソク足の見方を知っておく必要があります。ローソク足は一定の期間の始値、終値、高値、安値の4種類を1つの棒で表しているものです。ローソク足は縦長の長方形で、多くの場合は上下に1本ずつヒゲと呼ばれる線が付いています。ローソク足は値動きによって陽線、陰線の2種類に分けられ、形は同じですが色が異なるのです。陽線は白色や赤色、陰線は黒色や青色で表されることが多く、陽線は始値より終値の方が高い場合に使われます。逆に陰線は終値が始値より低い場合に使われ、陽線が多いなら上昇トレンド、陰線が多いなら下降トレンドと捉えられるのです。陽線の場合は長方形の一番下が始値、一番上が終値で、陰線の場合は長方形の一番上が始値、一番下が終値になります。

2.ヒゲが付いていない場合も

ローソク足に付いているヒゲは期間内の高値と安値を表していて、陽線と陰線のいずれの場合でも上に付いているヒゲが高値、下に付いているヒゲが安値です。先に記載したようにほとんどの場合、ローソク足にはヒゲが付いているのですが、値動きによってはヒゲがありません。陽線で終値と高値が一致している場合、上にヒゲはなく、逆に始値と安値が一致しているなら下にヒゲはありません。陰線の場合も同様で始値と高値が一致していれば上にヒゲはなく、終値と安値が一致していれば下にヒゲはありません。

3.海外ではあまり使われていないが

陽線で始値からどんどん上がり続けて終値と高値が一致した場合、陰線で始値からどんどん下がり続け終値と安値が一致した場合、ヒゲは上下ともに見られません。陽線でヒゲが全くないなら陽の丸坊主、陰線でヒゲが全くないなら陰の丸坊主とも呼ばれ、非常に一方的な相場の流れにあると読み取れます。このローソク足は日本発祥で日本のfx会社では必ず使われているものの、海外ではあまり使われていません。海外ではラインチャートやOHLCが主流なのですが、海外fxでは設定でローソク足に変更できるのが普通なので心配は必要ありません。

チャートが見やすいmt4を導入するのも手

1.ロシア産のmt4

チャートはfxで重要なポイントです。それぞれのfx会社によってチャートの表示が異なるので、なるべく見やすいものを選ぶとよいでしょう。国内のfx会社を選ぶ場合には難点があるものの、海外fxを利用するならシステムトレード用のソフト、mt4が便利です。海外fxでは条件を設定して、あとはその条件通りにソフトが取引してくれるシステムトレードが非常に盛んです。mt4はロシアのソフトウェア会社が作ったシステムトレード用のソフトで、世界で最も普及しています。このシステムトレードはそれぞれのfx会社と連携させて使用するので、対応していないfx会社ではシステムトレードはできません。そして、国内のfx会社はmt4に対応していないところが多いので、日本ではその実力を存分には発揮できないのです。

2.チャートが分かりやすい

もっとも、効果が期待できないのはシステムトレードの分野だけで、対応していないfx会社であっても使い道はあります。連携させて使うのは無理でも、mt4は単体で非常に見やすいチャートが表示されるので、mt4でチャートを確認しながらfx会社で取引に臨むという使い方もできるのです。実際に、mt4をチャートの確認のみに使用しているトレーダーも多いので、国内のfx会社を利用している人もダウンロードして損はありません。ただ、mt4はシステムトレードで本領を発揮するので、なるべく海外fxで利用したいソフトです。

3.海外fxではメジャーな存在

国内ではあまり対応していないmt4ですが、海外fxでは多くのサービスが対応しています。mt4に対応していないサービスを探す方が難しいくらいで、海外fxの大手サービスなら対応していると考えてよいでしょう。mt4は最初から多くのテクニカル指標が含まれていて、そちらを表示させるだけでも取引に役立ちます。ロシア生まれのソフトですが日本語にも対応しているので、使用する際に困ることはありません。システムトレードを利用する、しないに関わらず、豊富なチャート機能でfxの取引を助けてくれます。

ラインチャートはシンプルで、トレンドラインを引きやすい

1.非常にシンプルなチャート

海外fxでよく使われているチャートが、ラインチャートです。ラインチャートは終値のみを一本の線で結んだもので、非常にシンプルな見た目をしています。日本ではローソク足チャートが主流ですが、ラインチャートの方に切り替えての取引もできるでしょう。ローソク足チャートは覚える点が多く、慣れるまで何を表しているのか迷うケースも珍しくはありません。それに対してラインチャートは一本線なので、fxを始めたばかりの初心者でもすぐに使えます。

2.情報があまり得られない

一方で、情報量の少なさは大きなデメリットで、過去にどのような動きを見せたのかがまるで分かりません。前日と比べて終値が高い場合でも、徐々に上がったのか、上がった後で下がったのか、下がってから一気に上昇したのかなど、色々なパターンがあります。それによって対応策も変わってくるのですが、その辺りの情報がまるで得られないのがラインチャートのデメリットです。そのため、海外fxを利用するにせよしないにせよ、ラインチャートのみを使って取引に臨むのは避けた方が無難です。しかし、ラインチャートはトレンドラインを引く際にはローソク足チャートと同じくらい役立ちます。

3.トレンドラインを引く際に役立つ

上昇トレンドと下降トレンドの見極めがfxでは重要ですが、その判断材料として使えるのがトレンドラインです。トレンドラインはチャート上に加える補助線で、上昇トレンドの場合は幾つかの安値、下降トレンドの場合は幾つかの高値のポイントを通るように線を引きます。このトレンドラインで反転するタイミングを見極めるのですが、ラインチャートは非常にシンプルなので線が引きやすいのです。トレンドラインの引き方には明確な正解がないので、ローソク足チャートだと人によって線が変わってくるものの、ラインチャートでは誰がやっても似たような線になり、非常に分かりやすいでしょう。実際に、デイトレードやスキャルピングで取引する人の中には、トレンドラインを引いたラインチャートを愛用している人も多いのです。

OHLCはローソク足と同様に情報量が多いチャート

1.OHLCとは何か

海外fxでラインチャートと共によく利用されているのが、OHLCです。ラインチャートは終値だけを表示して線で結んだものなので、情報量の面では劣っているのですが、OHLCはローソク足チャートと同じように多くの情報を読み取れます。OHLCもローソク足チャートと同じく陽線と陰線があり、陽線は始値より終値が高い場合、陰線は始値より終値が低い場合に使われるのです。陽線と陰線は白黒、赤青のパターンが多いものの、それ以外の色が使われているケースもあるので、見間違えないように注意が必要です。

2.OHLCの見方について

OHLCはバーチャートと呼ばれることもあり、縦長の棒が左から右に向かって順番に並んでいます。この棒の最も上が高値、最も下が安値を表していて、この時点でローソク足チャートと大きく異なるのです。ローソク足チャートでは長方形が並べられていて、さらに長方形の上と下にヒゲと呼ばれる線が付いています。陽線なら長方形の下が始値、上が終値で、陰線なら長方形の上が始値、下が終値なのです。高値が始値や終値を上回った場合、或いは安値が始値や終値を下回った場合はヒゲを使い、高値や安値を表します。しかし、OHLCでは棒の上下が高値と安値で、始値と終値に関しては棒の左右に小さな線を加えて表すのです。棒の左側の線が始値、右側の線が終値で、形はローソク足チャートと異なるものの始値、終値、高値、安値をまとめてチャートに表示できます。

3.海外ではHLCがよく使われている

ただ、海外で主流なのはOHLCの中から始値のみをカットしたHLCと呼ばれるチャートです。OHLCは始値を表すOpen、高値を表すHigh、安値を表すLow、終値を表すCloseの4つの頭文字から来ています。この4つから、始値であるOpenがカットされているチャートのことをHLCと呼んでいるわけです。HLCの方は若干情報量が少ないものの、それでも慣れればローソク足チャートと同様に役立ちます。海外fxでも設定でローソク足チャートを表示させられるものの、OHLCに慣れておくのもよいでしょう。

fxで起こりうる暴落や暴騰などのチャートの異常事態

1.異常事態が起こることも

トレーダーとしてfxの世界に長くいると、暴落や暴騰といった異常事態に遭遇することもあります。どうして暴落や暴騰が起きるか、これはその時々で理由は異なるものの、やはり大きな事件、ニュースが原因です。2011年に発生した東日本大震災はfxにも大きな影響を及ぼし、一気に円高ドル安に傾きました。1995年に発生した阪神淡路大震災の時も円高ドル安に傾いたというデータもあり、大きな災害が起こった際には必ずfxにも大きな影響があります。

2.2015年のスイスショック

他に、2015年にはスイスショックと呼ばれるスイスフランの大暴騰が起こり、この時には海外fxの大手ブローカー、アルパリとグローバルブローカーズが破綻しました。このスイスショックはfx界隈でも類を見ないほどの大事件で、個人のブローカーでも大儲けした人、大損した人に大きく分かれたのです。このスイスフランの暴騰の原因となったのは、スイス国立銀行が発表した1ユーロ=1.20スイスフランの上限の撤廃のニュースでした。スイスフランがfxの世界ではややマイナーな通貨で、暴騰の際に売り買いが偏って取引が成立しなかったのもチャートの大波乱の理由ですが、それでも1つのニュースでブローカーが破綻するほどのとてつもない事態に陥ることもあるのです。

3.避けるのは非常に難しい

他にも2008年のリーマンショックなどfxに大きな影響を与えた事件はあるものの、いずれも事前に波乱があると予測するのは極めて困難です。2016年のイギリスのEU離脱のニュースの際にポンドが暴落しましたが、これは国民投票の日程があらかじめ分かっていたのでまだ回避が可能な部類です。逆に災害や、リーマンショックのようなニュースは事前に予測ができないので、チャートに影響が表れてから対処するしかありません。あらかじめ複数のfx会社を利用して資産を分散しておく、長期保有は避けてデイトレードを中心にするなどの対処法はあるものの、それでも完璧には対処できないでしょう。いずれにせよ、fxで利益を上げられるようになったら、次は不測の事態から資産をどう守るかを検討しておく必要があります。

fxのレンジ相場の見極めは非常に重要なポイント

1.レンジ相場とトレンド相場

fxのチャートでよく見られるのが、細かくレートが動いているけれども全体的に見れば大きな動きがないという状態です。レートが大きく上昇するわけでも下降するわけでもない、この状態はレンジ相場と呼ばれています。このレンジ相場はfxの中でも重要なポイントであり、後々にトレンド相場に移行するのが普通です。トレンド相場はレンジ相場とは対称的に、売り買いのバランスが崩れてレートが大きく上昇する、或いは大きく下降する状態のことです。多くのトレーダーが買いポジションを持っているなら通貨の価値はどんどん上がり、逆に人気がなく売りポジションを持っているトレーダーが増えると通貨の価値は下がります。

2.どうしてチャートが大きく動くのか

いずれにせよ、このトレンド相場に乗っかれば大きく稼ぐチャンスが生まれるのですが、そのためにはレンジ相場を見極める必要があるのです。レンジ相場は売りと買いが拮抗している状態で、だからこそチャートは細かく動くものの、大きな値動きにはなりません。しかし、この拮抗状態が崩れると売り、買いのどちらかに大きく流れが傾き、先に書いたようなトレンド相場に移行します。拮抗状態の時点で多くのトレーダーが資金を投入していて、チャート上は拮抗していても投入されている資金には差があるのが普通です。そのため、拮抗状態が破られた時には資金がより投入されている方へ大きく傾く、これがレンジ相場からトレンド相場に移行する理由です。

3.だましには注意が必要

レンジ相場のレートの範囲内の上、下にそれぞれ水平の線を引き、この線を突き抜けたらトレンド相場に移行したと判断するのが基本です。一方で、突き抜けた後でまた戻ってくるケースも多く、このような状態はだましとも呼ばれています。だましはfx初心者の人が躓きやすい原因ですが、この辺りの対処には慣れも欠かせません。水平に引く線は高値の方がレジスタンスライン、安値の方がサポートラインと呼ばれていて、2つの線が機能しなくなった時点で消すのも手ですが、残しておいてレンジ分析を研究するのもよいでしょう。

9 チャートを複数確認するのもfxでは有効な手法

1.どうしてマルチモニターが使われるのか

fxで陥りがちな状態が、特定の通貨ペアのチャートだけをチェックする点です。ドル円で取引をする場合、もちろんドル円のチャートが最も重要なのですが、他の通貨ペアのチャートからも情報を読み取れます。fxで稼いでいて、顔出しもしている有名トレーダーはこぞってマルチモニターを使用しているのですが、それだけ多くの情報をチェックする必要があるのです。もちろん、いきなりマルチモニターを購入しても何を見ればよいか分からないものなので、最初は1つのモニターでも十分です。ただ、トレーダーとして成長するなら1つの通貨ペアだけでなく、それに関係した通貨ペアもチェックするとよいでしょう。

2.通貨の強弱を意識

fxでは独歩高という言葉があり、これは特定の通貨の価値が上がっている状態のことです。逆に、独歩安は特定の通貨の価値が下がっている状態を表していて、それぞれの通貨には強弱の関係があります。もちろん、強弱は状況によって変わるのですが、この強弱を読み取るのもfxで重要なポイントです。よく使われる手法が、3つの通貨の情報を確認して、最も強い通貨と最も弱い通貨で取引するものです。仮に円、ドル、ユーロの3つの通貨を使うとして、ドル円でドルのレートが上がっていればドルは円より強いという式が成り立ちます。同様に、ユーロドルでユーロの方が強い、ユーロ円でユーロの方が強いなら3つのうちで最も強いのがユーロ、最も弱いのが円となるのです。この場合、最も強いユーロと最も弱い円で取引をするのが効率的で、結果にも期待が持てます。

3.情報量の多さに慣れる

実際の取引はここまで単純な話ではないものの、通貨の強弱についても目を向けるとよいでしょう。これは特定の通貨ペアのチャートを見ているだけでは絶対に不可能な取引方法なので、日頃から色々なチャートを確認するのが効果的です。複数のチャートを確認しながら情報を取捨選択して取引に臨むのは非常に難しく、慣れておかないと大きなミスに繋がります。

海外FXで入出金する際に非常に便利なネッテラー

海外FXで入出金する際に非常に便利なネッテラー

1.海外FXでの入出金について

FXはスタンダードな投資方法で、FXのみで生計を立てているトレーダーも珍しくはありません。一方で、国内のFX会社は呑み行為をしているのではないかという疑惑があり、信頼性の面で問題があるのです。トレーダーが負けるほど会社にとっては利益に繋がる、この仕組みも疑惑を加速させている原因です。海外FXでは追証ゼロのシステムを採用しているサービスが多く、口座がマイナスになってもそのお金は請求されません。もちろん、全てのサービスが信用できるわけではなく、また追証ゼロではないところもあります。そのため、サービス選びは非常に重要ですが、信頼できるサービスを見つけられれば国内のFX会社と比べて安心して投資に臨めます。一方で、使いやすさの面では国内のFX会社と比べると劣るところもあり、どうやって入出金をするかは日本人の前に立ちはだかる壁と言ってもよいでしょう。国内のfx会社の場合、代表的な入金の方法はインターネットバンキングを使ってオンラインで入金する、銀行振込を利用するの2つが代表的なやり方です。出金は基本的に銀行振込で、出金の手続きをすれば即時、或いは翌営業日に指定の口座に振り込まれるのが普通です。海外FXの方が入出金の種類は多く、銀行振込、クレジットカードやデビットカードを利用する、電子マネーのアカウントを利用する、この3つが代表的な方法です。

2.出金の際のルール

海外FX会社が日本国内に口座を持っているなら、国内のFX会社と同様に銀行振込ができるのですが、持っていない場合は海外の口座に送金する必要があります。クレジットカードやデビットカードも定番の方法で、デビットカードなら利用限度額内で、クレジットカードならショッピング枠の利用限度額内で入金できます。バーチャルマネーはネッテラーが有名で、アカウントを作ってそちらにお金を用意しておけば、手続き1つですぐに海外FXの口座に送金してくれます。ネッテラーのアカウントへ入金する場合、クレジットカードや銀行振込などが代表的な方法です。この3つは入金の面ではそこまで大きな差はないものの、海外FXでは入金方法と同じ方法で出金されるのが大きな特徴で、銀行振込で入金したら銀行振込で、クレジットカードで入金したならクレジットカードに出金されるのです。これはマネーロンダリングを防止するためで、クレジットカードで入金してから銀行振込で出金してほしいと要望しても、それは不可能です。トレードで出た利益に関しては入金の方法に関係なく自由に出金してよいのですが、入金額分のお金については出金方法が自動的に決まります。

3.ネッテラーが入出金の際に便利

海外FXに挑戦するならこれらの事実を踏まえて入出金の方法を選ぶ必要があり、クレジットカードやデビットカードは出金時に買い物の返金時のように処理され、また返金処理に時間がかかるケースも多いので、やや使いにくい方法です。銀行振込は海外FXでもよく使われる手段ですが、入金してからFX口座に反映されるまでのタイムラグがネックです。早い場合は30分以内に反映されるものの、遅い場合は翌営業日までずれ込むので、相場が大きく動いて急に資金が必要になった場合に間に合わないケースも珍しくはありません。その点、ネッテラーは早ければ即座に、遅くても1時間程度で口座に反映されるので、非常事態に強い入金手段です。出金の方も入金と同じく非常に早いので、海外FXを利用するならネッテラーと組み合わせて利用するのがよいでしょう。ネッテラーはイギリスのマン島にある「Optimal Payment Limited」が運営していて、設立されたのは1999年のことです。「Optimal Payment Limited」はロンドン証券取引所に上場しており、イギリスの金融行動監視機構から認可を受けています。投資の世界では名前が知られていて、非常に信頼できるサービスと言っても過言ではありません。また、ネッテラーは日本語に対応していて、ヘルプ、電話でのサポート、メールサポートの全てが日本語で利用できるのです。

ネッテラーに対応している海外FXを選ぶのも手

1.海外FXを利用する際に便利なネッテラー

海外FXを利用する際に役立つのが、入出金のスピードの面で優れているネッテラーです。ネッテラーはイギリスにある「Optimal Payment Limited」が運営している、バーチャルマネーを扱うサービスです。クレジットカードなり銀行振込なりでネッテラーのアカウントに入金し、それを海外FXの口座に送金できます。それなら、直接クレジットカードや銀行振込を利用すればよいのでは、そう思う人もいるかもしれませんが、ネッテラーを間に挟む方が便利なのです。クレジットカードは出金の際に返金の形で戻ってくるので使いづらい面があり、銀行振込の方も即座にFX口座に反映されるわけではありません。ネッテラーはタイムラグが少なく、銀行振込するよりも効率的に資金を投入できるのです。

2.歴史があり、信頼できる

海外FXでも悪質なサービスはあるので、そのようなところをどう見極めるかが重要ですが、ネッテラーに対応しているかどうかは判断基準として使えます。ネッテラーを運営している「Optimal Payment Limited」はロンドン証券取引所に上場していて、1999年の設立以降インターネットでのお金のやり取りに携わってきた実績があり、ネッテラーは最も信頼できるバーチャルマネーのサービスと言っても過言ではありません。

3.ネッテラーの審査に通った海外FX

FX業者ならどこもネッテラーに対応しているわけではなく、ネッテラーでの決済を導入するためには審査を受ける必要があります。金融ライセンスを持っていない海外FXのサービスは非常に危険ですが、ネッテラーの審査ではそのようなところは通りません。つまり、ネッテラーでの決済に対応しているサービスは、怪しげで詐欺的なところではありません。もちろん、ネッテラーに対応しているからといって無条件に信用してもよいというわけではないのですが、それでも海外FXの数あるサービスから信頼できるところを選ぶ際に基準として役立ちます。さらに、ネッテラー対応ならスムーズに入出金ができるので、トレードの際にも有用なのです。

クレジットカードなしで海外FXに臨むなら、ネッテラーが役立つ

1.海外サイトでのクレジットカードの使用

海外FXに限らず、海外のサイトやサービスでクレジットカードを使うのが不安だという人も珍しくはありません。海外FXではクレジットカード以外にデビットカード、銀行振込などの入金手段があるものの、クレジットカードなしではやや不便です。デビットカードはクレジットカードと比べると持っている人が少なく、銀行振込はFX口座に反映されるまでのタイムラグがネックです。クレジットカードなしで海外FXを快適に使うなら、バーチャルマネーでお金のやり取りができるネッテラーが欠かせません。ネッテラーの口座に入金し、それをFX口座に送金すればタイムラグは最小限に抑えられます。

2.ネットバンキングならすぐに送金できる

ネッテラーに入金するための方法としてはクレジットカードが真っ先に挙げられるものの、何らかの理由で弾かれて入金が受け付けられないケースも多いのです。そのため、ネッテラーの口座に安定して送金するなら銀行振込が有用なのですが、海外FXに臨むならネットバンキングの口座を用意するのがよいでしょう。トレードに臨んでいてすぐにお金を入金したい場合に、わざわざ近くのATMまで移動をするのは非常に手間がかかります。その点、ネットバンキングの口座にあらかじめお金を用意しておけば、まずはネッテラーへ、そしてネッテラーからFX口座へと簡単にお金を移動させられるのです。

3.ネッテラーの口座は作っておいた方がよい

ネットバンキングから直接FX会社の口座へ送金する方法もあるものの、こちらは先に書いた通りタイムラグがネックです。ネッテラーを経由しておけばタイムラグを最小限に抑えられるので、急にトレードの資金が必要になる場面では役立ちます。クレジットカードが使えるならそちらでも手早く送金できるものの、ネットバンキングとネッテラーがあればクレジットカードを持っていない、或いは持っているけれども使いたくない人でも同様の効果が見込めるのです。そのため、クレジットカードなしで海外FXのトレードに臨むならネッテラーの口座を作っておいて損はありません。

海外FXの決済で使えるネッテラー以外のサービス

1.PayPalの難点

海外FXでの入出金に便利なのが、ネッテラーです。バーチャルマネーを使って入出金ができるサービスはネッテラー以外にもあり、PayPalとSkrillが有名です。世界的に最も名前が知られているのはPayPalで、日本でもインターネット通販の支払い方法としてよく使われています。海外でもインターネット通販、オークションなどで使われていて、信頼性の面でも非常に優れているのです。一方で、海外FXではPayPalに対応しているサービスは非常に少なく、そもそも使う機会がほとんどありません。昔はPayPal対応の海外FXもあったのですが、シグナル受信の支払いなど限定的な状況でないとPayPalは使えなくなりました。

2.Skrillの言語の問題

Skrillはヨーロッパを中心としてよく使われているサービスで、セキュリティや信頼性の面で高い評価を受けています。非常に使いやすいので愛用している人も多いのですが、残念ながら日本語には対応していません。サポートとのやり取りなども含めて全て英語なので、英語が苦手な人が使うのは難しいでしょう。海外FXでもよく使われているサービスで、英語が使える人からはネッテラーと同じく高い評価を受けています。Skrillの使い方について解説しているサイトも多く、そちらをチェックしながら使うという手もあるものの、トラブルが起こった際にサポートとのやり取りをどうするかがネックになるのです。

3.ネッテラーの使い勝手のよさ

このように、PayPalとSkrillはそれぞれ難点を抱えているのですが、ネッテラーなら海外FXで快適に使えます。ネッテラーは通販やオークションでの買い物の際の支払いにはあまり向いていないものの、海外FXやバイナリーオプションなどの投資関連、オンラインカジノでの支払いでは抜群の使い勝手を誇ります。海外FXの大手を始めとして多くのサービスで使えるので、これから海外FXで勝負をするならアカウントを作って損はありません。また、ネッテラーはほぼ全ての文章が日本語で表示されて、サポートとのやり取りでも日本語が使えるのも魅力です。

海外FXの強制ロスカットを避けるためには

1.追証ゼロの海外FX

海外FXでは、追証ゼロを採用しているサービスが多数です。日本のFX会社を利用して口座がマイナスになった場合、そのマイナスの分はトレーダーに請求されます。そのため、借金を抱える人が多く出るのですが、海外FXで追証ゼロのサービスを利用すれば、トレーダーの損は全てFX会社が肩代わりしてくれるのです。口座がどれだけマイナスになったとしても、トレーダーが投入した資金がなくなるだけで、それ以外のお金の請求はされません。もちろん、手持ちの資金がなくなるのも十分な損害なのですが、それでも借金を背負うリスクがある日本のFX会社と比べれば精神的には余裕を持てるでしょう。もっとも、追証がゼロであっても強制ロスカットは存在しており、証拠金維持率が一定の割合を下回った際には強制的に決済されます。

2.強制ロスカットの水準は重要

強制ロスカットはトレーダーの大損を防ぐためのシステムで、その水準は業者によって違うのです。この水準が高いほどに強制ロスカットが起こりやすく、日本のFX会社のほとんどは50%から100%の間で設定されています。海外FXでは20%と非常に低いサービスが多く、強制ロスカットの水準も必ずチェックしたいポイントです。しかし、強制ロスカットの水準が低くても、通貨の動きによっては悪影響を避けられないケースもあります。強制ロスカットをどうしても避けられないようなら、軍資金を新たに投入して状況の改善を狙うのも手です。

3.ネッテラーで資金を投入する

もっとも、海外FXでは送金してから口座に反映されるまでにタイムラグがあり、反映されないまま強制ロスカットが起こることも珍しくはありません。そのため、非常事態に早急に資金を投入するための方法も重要で、ネッテラーの口座がまず候補に挙げられます。ネッテラーを経由して送金すれば最小限のタイムラグで資金が反映されるので、海外FXで取引に臨むトレーダーにとっては非常に心強い存在です。ロスカットを避けたせいでより損失が膨らむケースもあるので判断は難しいですが、いざという時のためにネッテラーの口座を作るとよいでしょう。

信頼できる海外FXの会社を探す際のポイント

1.国内FX会社の相対取引

株式投資で採用されているシステムは、取引所取引と呼ばれるものです。証券会社は株を買いたい人と売りたい人を結びつける役割を担っていて、それぞれの投資家に干渉することは基本的にありません。国内のFX会社で採用されているシステムは相対取引と呼ばれるものであり、こちらはトレーダーとFX会社が明確に対立する方式なので多くの疑惑が持たれています。相対取引ではトレーダーが損をすればFX会社は得をし、逆にトレーダーが儲ければFX会社は損をするのです。そのため、FX会社はトレーダーに損をさせるために約定を遅らせるなどの不正をしているのではないか、そのような疑惑も出てきます。

2.信頼できる海外FXの会社を探す

一方で、海外FXで採用されているシステムは基本的に取引所取引であり、相対取引を採用しているところはほとんどありません。FX会社はトレーダーの取引の手数料で利益を上げているので、なるべく多くのトレーダーに参加してもらいたいと考えています。システム面では日本のFX会社よりよほど安全なのですが、海外FXの難点はイメージがあまりよくない点です。海外FXの中にも悪質な会社は存在していて、出金に応じないようなところはニュースになるケースも珍しくはありません。そのため、海外FXに対して不安を感じている人も多いのですが、信頼できる会社を見つければ安全に取引に臨めます。

3.ネッテラーやライセンスで判断

バーチャルマネーで入出金ができるネッテラーは海外FXでは定番の決済方法ですが、こちらに対応している会社は信頼してもよいでしょう。ネッテラーは厳しい審査をしているので、怪しい会社は決済時にネッテラーを使えません。それ以外に見るべきポイントとしては、どのような金融機関から認可を受けているかが挙げられます。イギリスの金融サービス機構ことFSAは、特に審査が厳しいことで知られていて、こちらのライセンスを取得しているFX会社は信頼できるのです。FX会社がどのようなライセンスを取得しているかは、登録前に必ずチェックするべきポイントです。

海外FXは金融庁から危険だと言われているが

1.海外FXは無登録業者なのか

日本の金融庁は、海外FXに対して無登録業者だから気をつけるようにといった注意をしています。そもそも、海外FXとは日本以外のFX業者を指している言葉ですが、実際には日本のトレーダーを積極的に受け入れている海外の業者のことと捉えてよいでしょう。金融庁は海外FXは無登録だから危険だと指摘しているのですが、これは正確ではありません。金融庁の言葉からは、どこからも認可を受けていない業者ばかりといったイメージを持つかもしれませんが、実際には各国の金融機関からライセンスを取得している会社も多くあるのです。海外で認可を受けていて日本の金融庁には登録していないだけの業者も、全て無登録業者であるとくくっています。

2.レバレッジ規制の問題

日本の金融庁に登録すると、日本の法律が適用されるので海外FXの魅力であるレバレッジに規制がかかります。海外FXではレバレッジの倍率が非常に高く、中には1000倍を超えているサービスも珍しくはありません。それに対して日本では2010年にレバレッジが最大50倍に、2011年にはレバレッジが最大25倍になり、規制が強まっています。レバレッジの規制がよいことか、悪いことかは人によって評価が分かれるものの、海外FXでは追証ゼロを採用しているサービスが多いので、レバレッジの倍率が高くてもそこまで大きな悪影響はありません。逆に、海外FXのレバレッジが最大で25倍になると、軍資金を多く用意する必要が出てくるのでハードルが上がるだけです。そのため、海外FXの業者からすれば日本の金融庁に登録してもデメリットしかないのです。

3.ネッテラーと海外FX

バーチャルマネーで決済ができるネッテラーは世界中で使われていて、海外FXでは定番の決済方法です。オンラインでの決済を長きに渡って手がけており、信頼性の面で優れているネッテラーは海外FXにも対応していて、これだけでも十分に海外FXの安全性の根拠になります。全ての業者が安全ではないものの、金融庁が発表しているほどに海外FXは危険ではありません。

ネッテラーを使って海外FXで得たお金を出金する場合

1.ネッテラーは出金の際も便利

海外FXで利益を上げたら、次は出金です。海外FXでは出金に応じないといった悪質な業者も存在しているので、まずは信頼できるサービスを見つけなければいけません。優良な業者であっても海外FXからの出金はやや面倒で、入金額と同額までは基本的に入金と同じ方法で出金されます。トレードにより上げた利益に関しては出金方法は自由ですが、ネッテラーを使う人が多いのです。ネッテラーは入金までのタイムラグがないという点が魅力ですが、出金の面でも優れています。

2.3つの出金方法

ネッテラーを使って出金する場合、小切手の郵送、利用者の口座への振込、そしてカードの3つの方法があり、小切手については非常に使いづらいと言ってもよいでしょう。銀行の窓口に行って手続きをする必要があるので、利益を上げるたびに小切手を換金するのは非常に面倒です。銀行振込がスタンダードな出金方法で、そこまで急がないのであれば銀行振込は有効です。ただ、近年は海外からの送金が非常に警戒されていて、1000ドル以上のお金が海外から振り込まれた場合、銀行から税務署に連絡が行きます。そのため、海外FXで利益を上げて出金するたびに税務署に対して説明をする必要があり、これは大きなデメリットです。

3.Net+カードの魅力

そして、すぐに出金したい人に向いているのが、Net+カードと呼ばれるネッテラーのカードを作る方法です。Net+カードの正式名称は「Net+ Prepaid MasterCard」で、こちらはデビットカードとしても使えます。デビットカードは銀行口座と連動していて、翌月に請求が来るクレジットカードと違ってリアルタイムで口座から引き落としされるカードです。Net+カードはMasterCardと提携している店舗ならデビットカードとしても使えて、ネッテラーの口座から引き落としされます。このNet+カードはセブン銀行やゆうちょ銀行のATMに対応していて、これらのATMからキャッシュカードのように出金もできるのです。海外FXで利益を上げられるなら、Net+カードを作って損はありません。

海外FXの高倍率のレバレッジを利用するやり方

1.レバレッジと強制ロスカット

海外FXの魅力の1つが、高倍率のレバレッジです。レバレッジが100倍なら、1万円の入金で100万円までのトレードができるので、あまり軍資金がない人であっても十分に利益を上げられます。実際には100倍以上のレバレッジも多く、最大1000倍を超えているサービスも珍しくはありません。もっとも、資金を多く投入する人の方が基本的には有利で、レバレッジを効かせすぎると強制ロスカットのリスクが高まります。軍資金1万円にレバレッジ1000倍で1000万円を動かす人と、軍資金100万円にレバレッジ10倍で1000万円動かす人の場合、取引に使えるお金は同額でも本質は大きく異なるのです。トレーダーの損失を防ぐために強制ロスカットがあるのですが、動かすお金は同じでも投入したお金が少ない人の方が強制ロスカットが発動しやすく、レートの変動の影響でお金を失う危険性は高まります。

2.少額の資金でレバレッジを効かせるやり方

安定して取引をするなら軍資金を多く用意する方がよいのですが、軍資金を多く用意できる人ばかりではありません。そのため、お金を失う危険性は承知の上で、少額のお金に高倍率のレバレッジで勝負するのも手です。国内のFXなら口座のマイナス分はそのまま請求されるので、レバレッジを効かせたせいで借金を背負う人も多く、最悪の場合は借金を返せなくて破綻するケースも珍しくはありません。海外FXでは追証ゼロのシステムを導入しているサービスが多く、口座のマイナス分は請求されません。仮に大負けしたとしても、失うのは用意した軍資金だけなので、1万円から10万円程度の少額のお金でトレードに臨むのもよいでしょう。

3.ネッテラーの口座は有用

レバレッジを効かせれば少額のお金でも莫大な利益に繋がることも多く、大きく稼ぎたいと思っている人にとっては最適な投資です。どれだけの資金を用意できるかは人によって異なるものの、資金の額に関わらずネッテラーの口座を用意するのは基本です。強制ロスカットを回避したい場合、すぐに入金可能なネッテラーは役立ちます。