海外fxは、国内のfxよりも安心して取引に臨める

海外fxは、国内のfxよりも安心して取引に臨める

1.fxとは何か

fxは「Foreign Exchange」の略で、投資の一種です。fxを日本語で表すと外国為替証拠金取引であり、為替による差益で利益を上げる手法なのです。1ドルが100円の時点で1万円を用意すれば100ドルになり、1ドルが105円まで上昇してから100ドルを円に両替すれば1万500円が戻ってきます。このように為替を利用すれば短期間でも十分に利益を上げられるので、多くの人がfxで取引をしているわけです。fx以外だと株が投資としてはメジャーな存在ですが、株式投資では持っていない株式は売れません。もっとも、株を借りてから売り、後々に買い戻す空売りという手法はあるものの、最初に株を借りているのでそれなりにリスクもあります。それに対してfxでは持っていない通貨をいきなり売ることもできて、空売りのように後々に買い戻せるのです。株式投資では空売りを利用しない限り、株価が下がると予想していても手を出せませんが、fxでは通貨が下がると感じたのならすぐに取引に臨めます。持ってもいない通貨をいきなり売るというのは感覚的に分かりづらいかもしれませんが、これがfxの特徴の1つです。これから通貨が上がりそうならまず購入し、下がりそうなら売却から入る、このように臨機応変に対応すればfxで利益を上げられるでしょう。fxのみで生計を立てている、いわゆる専業トレーダーの人も多く、投資方法としては非常に優れているのです。

2.危険だとよく言われるが

一方で、fxは非常に危険であると認識している人も多く、その理由として上げられるのは丁半博打に近いという点です。サイコロの出目が奇数か偶数かを当てるのが丁半博打ですが、fxでも通貨が上がるのか下がるのかの2択なので、限りなくギャンブルに近いというのが批判の理由です。しかし、fxはサイコロの出目のように予測が不可能ではなく、決済のタイミングもトレーダーに委ねられているので、ギャンブルとはまた異なります。もう1つ、fxが危険だと思われている理由があり、それはfxに手を出して破産した、借金を作ったなどの例が多いことです。ギャンブル性よりもこちらの失敗例の方が問題視されていて、fxに手を出したら終わりだと主張する人も珍しくはありません。日本のfx会社の大半は相対取引と呼ばれる取引方法を採用していて、こちらはトレーダーと市場との間にfx会社がブローカーとして入る形です。つまり、相対取引は他のトレーダーではなくfx会社と向き合う形ですが、こちらの問題点は両者の利益が相反する点です。トレーダーが利益を上げたらfx会社は損をして、逆にトレーダーが損をすればfx会社にとっては利益になります。仮に公平な取引の場を提供したとしても、fxでは負ける人が多いので、何もしなくてもfx会社は莫大な利益を上げられるわけです。しかし、トレーダーを大きく負けさせればfx会社はさらに利益を得られ、そのせいか国内のfx会社ではトレーダーにとって不利な、不自然な動きがあるといった疑惑の声が多くあがっています。

3.海外fxの方がよほど安全

そんな国内のfx会社と同様に非常に危険というイメージがあるのが海外fxですが、安心して取引できるように様々な工夫が凝らされているのです。海外fxで相対取引を採用している会社は少なく、トレーダー相手にトレードするのが主流です。手数料が主な利益なので、トレーダーが負けても会社にとっては旨味は皆無で、日本とは逆に参加しやすい場が作られています。その工夫の中でトレーダーにとって重要なのが追証ゼロで、こちらを採用している会社なら仮に負けたとしても支払いは求められません。証拠金として預けていたお金は返ってきませんが、口座のマイナスになった分は帳消しなのです。追証ゼロの会社を利用すれば、日本のfx会社を利用した時のように借金を背負うこともないので、安全性の面で優れていると言えるでしょう。負けて借金を作るかもしれない、このような不安があるとトレードにも影響の方が出るので、海外fxを利用した方が精神的に余裕を持てるのです。

海外fxで重要な通貨ペアの種類とスプレッド

1.通貨ペアの数をチェック

海外fxでも、為替を利用して稼ぐという基本的な仕組みに変わりはありません。海外fxでは追証がゼロなのか、スプレッドや手数料はどれくらいかなど、会社選びの際にチェックしたいポイントがいくつもあります。その中の1つに通貨ペアの種類があり、会社によって扱っている通貨ペアの数が大きく変わるのです。最も代表的な通貨ペアはドル円ですが、他にもユーロ円、ユーロドルなどfxで扱う通貨ペアは多くあります。もっとも、あまりにマイナーで馴染みがないものだと上がるか下がるかを判断するのが難しく、またマイナーなものほど乱高下が激しい傾向にあるのです。

2.手数料の一種のスプレッド

馴染みがあるドル円、ユーロ円など以外はチェックしないので必要ない、そのような人もいるでしょう。メジャーなもの以外を扱わないのであれば、海外fxでも通貨ペアの数はさほど重要ではありません。円は非常にメジャーな通貨なので、ほぼ全ての会社でドル円、ユーロ円、ポンド円などが扱われています。逆に、幅広く取引をする人にとっては通貨ペアの種類は非常に重要で、それだけでなくスプレッドについてもしっかりチェックしたいポイントです。スプレッドは取引の際にかかる手数料のようなもので、スプレッドの幅が狭い方がトレーダーにとって有利に働きます。もっとも、スプレッドの設定は会社によってだいぶ異なり、通貨ペアによって変動するケースも珍しくはありません。

3.初心者は通貨ペアの種類はさほど気にしなくても大丈夫

狙う通貨ペアを最初から決めておくなら、単純にその通貨ペアのスプレッドが狭い会社が候補に上がります。一方で、取引する通貨ペアが多い場合は全体的にスプレッドの幅が狭いサービスを狙うのが基本です。初心者の人の場合は通貨ペアの数はあまり気にせず、ドル円やユーロ円といった基本的な通貨ペアのスプレッドが押さえられているサービスを利用するのがよいでしょう。取引に慣れてきて、他の通貨ペアにも手を出してみたいと思ったら、他の海外fxの会社への乗り換えも視野に入れてください。

海外fxはレバレッジの倍率が高くても安心

1.乱高下する為替レート

通貨ペアによっては、為替レートが大きく乱高下するケースも珍しくはありません。2015年にはスイスショックと呼ばれる相場の急変が起きていて、この時には40%程度の高騰が起きています。もっとも、このような事例は非常に稀で、ドル円などのメジャーな通貨ペアではまず起こらない事態です。スイスショックでは大儲けする人、大損して借金を作る人が共に続出して、fx界隈では前例のないくらいの大騒動になりました。特にスイスショックにより大損を記録した人の嘆きの声が多く聞かれましたが、これはレバレッジをかけていたのが主な原因です。

2.レバレッジとは何か

スイスショックのような例外を除くと、為替レートは短期間で一気に動くことは少なく、そのため普通に取引をするだけでは全く儲けには繋がりません。ドル円で1ドル120円の時に買いポジションを持ったとして、実際には1日が経過しても1円以内の値動きに収まることも多いのです。そのため、手持ちのお金に倍率をかけて取引に臨めるレバレッジがfxでは用いられていて、これをどう使うかはトレーダーの判断の中でも特に重要です。国内のfx会社では法律によりレバレッジが最大で25倍と定められていて、仮に10万円を用意した場合は最大で250万円分のお金でトレードできます。レバレッジの倍率が加わると一気に稼げる可能性も出てくるものの、損失も加速度的に大きくなるのです。そのため、fxで破産する人も多く出てくるのですが、だからこそ海外fxを利用するのがよいでしょう。

3.追証ゼロなら借金には繋がらない

海外fxで主流な追証ゼロの場合、口座がマイナスになるほどの損失を記録したとしても、その分は請求されません。fxのために用意した軍資金を失うだけで済むので、借金には繋がらず安全に取引できます。また、海外fxではレバレッジの倍率が日本より遥かに高く、1000倍に届くサービスも珍しくはありません。追証ありのサービスでレバレッジの倍率が高いと非常に危険ですが、追証ゼロなら失敗しても大きな痛手にはなりません。

日本のfxでは追証があり、海外fxでは追証がない

1.追証とは何か

海外fxの魅力の1つに、追証を採用していない会社が多い点が挙げられます。追証はfxで口座がマイナスになった場合に、そのマイナス分をトレーダーに請求する仕組みのことです。もちろん、追証が発生する前に損失を防げばよいのですが、国内のfx会社の場合はそもそもトレーダーを守るためのロスカットがうまく機能しないのです。為替レートは思いもよらない動きをすることも珍しくはなくレバレッジを効かせて取引をしていると相場が急変した時に大きなマイナスに繋がる恐れがあります。そのような場合、損失を防ぐために強制的に決済するロスカットが行われるのですが、状況によってはうまく決済されません。

2.ロスカットが間に合わないことも

為替相場の急変時にこそロスカットが必要なのに、約定までに時間がかかり最終的に大損に繋がるケースもあります。国内のfx会社の利用規約でも、ロスカットの遅れにより預けていた証拠金以上の損失が出る可能性について触れているのが普通です。また、追証によりトレーダーから回収したお金はfx会社にとっては重要な収入源なので、これからも追証のシステムは変わらないでしょう。レバレッジを効かせて取引をしないと利益が出ませんが、一方でレバレッジは為替相場の急変時などは大損に繋がるので、国内のfx会社を利用する限りは追証が発生するリスクを承知するしかありません。

3.海外fxが追証ゼロを採用している理由

海外fxでは追証ゼロのゼロカットサービスが主流ですが、口座のマイナス分を肩代わりするのは業者にとっては大きな損失です。しかし、海外fxではスプレッドを含めた手数料で利益を上げているので、トレーダーに集まってもらわないといけません。そのために、トレーダーが安心して取引できるように追証をゼロにしていて、この辺りは日本と外国でまるでスタンスが違います。どれだけ為替について詳しいトレーダーでも、相場急変時を必ず無傷で乗り切れるとは限らず、万が一の保証は必要です。そのためには、追証ゼロを掲げている海外fxが最適なのです。

マイナーな通貨ペアを扱うなら、海外fxがよい

1.メジャーな通貨ペアとマイナーな通貨ペア

fxでは、どの通貨ペアを選ぶかが重要です。ドル円、ユーロ円、ユーロドル、ポンド円などは日本では馴染みがある通貨ペアで、これらは非常に安定しています。取引も活発なので安定して取引相手が見つかる反面、為替レートが一気に動くことはあまりありません。そのため、fxでコツコツと利益を積み上げたい人、fxを始めたばかりの人に向いている通貨ペアです。一方で、fx会社では世界の通貨ペアを扱っていて、日本ではあまり馴染みがない通貨ペアで取引に臨めます。どの通貨ペアがマイナーかは人によって意見が分かれるものの、ドル円などのメジャーなものと比べると高金利の通貨が多いのです。また、激しく為替レートが動くケースも珍しくはなく、短期間で大きな利益を上げることも夢ではありません。

2.取引が成立しないことも

一方で、メジャーな通貨ペアとは違って取引の絶対数が少なく、そのせいで取引が不成立に終わりやすいのです。これはマイナーな通貨ペアだけで起こる話ではなく、2008年に起こったリーマンショックのような経済に大きな打撃を与える事件によっては、メジャーな通貨ペアでも起こりえます。それでも、マイナーな通貨ペアの方がそのリスクが極めて高く、売りたいのに売れない、買いたいのに買えないなど取引が成立しないといった事態によく陥ります。マイナーな通貨ペアは為替レートがどう動くか予想しにくく、ギャンブル性が高いと言っても過言ではありません。

3.追証ゼロの海外fxで

そのような通貨ペアに手を出すのも1つの手法ですが、必ず追証ゼロを採用している会社で取引をするのがよいでしょう。やはり口座がマイナスになるリスクが高く、追証がある会社の場合は失敗すると借金に繋がります。そのため、マイナーな通貨ペアを選んで取引するなら、追証ゼロがスタンダードである海外fxが最適です。扱っている通貨ペアの種類はそれぞれの会社によって違うものの、国内のfx会社より海外のfx会社の方が通貨ペアの数が多く、選択肢が豊富なのも魅力です。

海外fxはレバレッジが高倍率で、資金が少なくても参加できる

1.国内fx会社のレバレッジ

海外fxは、国内に比べてレバレッジの倍率が高いのが大きな特徴です。為替レートがさほど動かない場合でも、レバレッジを効かせれば大きく儲けられるので、これが海外fxでの醍醐味と言えるでしょう。日本でも昔はレバレッジが100倍を超える会社が多くありましたが、2010年に規制が強化されて最大25倍になりました。法人の口座だとレバレッジの倍率に規制は入っていないのですが、個人で利用するなら最大25倍の範囲内でfxに挑むしかありません。そもそも、規制が入ったのはレバレッジの倍率が上がるとハイリスク・ハイリターンになるからで、一気に借金を背負う人も珍しくはありませんでした。日本では口座のマイナス分を負債として扱う追証があるので、レバレッジを放置するのは危険だったのです。

2.レバレッジが高倍率だと資金が少なくてよい

一方で、レバレッジの倍率に制限がかかると、どうしても多額の軍資金を用意する必要があります。仮にレバレッジが100倍なら、10万円を用意すれば最大で1000万円分の資金でfxに臨めるのですが、レバレッジが最大で25倍だと1000万円分の資金を動かすためには最低で40万円を用意しなければいけません。軍資金が少なく済むのは高倍率のレバレッジの魅力で、fxに参加するためのハードルが下げてくれているのです。海外fxで追証ゼロのサービスを利用すれば借金には繋がらず、資金をさほど用意できない人でも一気にお金を稼ぐチャンスが生まれます。

3.一気に稼げることも

海外fxではレバレッジが1000倍を超えているところもあり、レバレッジが1000倍なら10万円を用意すれば1億円分の取引ができるのです。1億円分の資金を使ってドル円で取引した場合、為替レートが1円動くだけでも利益はおよそ100万円です。もちろん、実際には予想したのとは逆方向に動くケースもあり、また資金が少ないほどロスカットが発生しやすいので簡単に儲けられるわけではありません。しかし、借金を背負う心配がなく、大きく儲けられる可能性が十分にはあるのは事実で、海外fxは非常に魅力的な世界です。

スキャルピングは海外fxでは禁止されている場合も

1.短期で取引を終えるデイトレード

株式投資、fxではデイトレードが短期の取引として知られています。長期保有で為替レートが予想外の方向に行くケースも珍しくはなく、デイトレードはそのようなリスクを避けて短期で決済する手法です。どれくらいで決済をするかは人によって異なるものの、その日のうちに決済を終えて持ち越さないのが普通です。副業としてfxを始める場合、仕事などの都合でチャートをずっと眺めるわけにはいかず、寝ている時も同様です。そのため、デイトレードはあまりパソコンやスマートフォンをチェックできない人にとっては有効な手法と言ってもよいでしょう。

2.デイトレードより短気なスキャルピング

しかし、デイトレードよりさらに短期間で取引から決済を終える手法もあり、それがスキャルピングです。スキャルピングは数分、場合によっては1分以内に決済まで終わらせる、とにかく速さを重視した手法です。相場が急変するような異常事態を除いて、為替レートは一定方向に向かう傾向があります。もちろん、どこかのタイミングで反転に転じるのですが、その瞬間をうまく避けるのがスキャルピングでは重要です。タイミングを間違えなければ有用な手段ではあるものの、一方で一回の取引ではそう多くの利益は出ません。そのため、何回も取引をして小刻みに稼いでいく必要があり、精神的な疲労を感じやすい手法です。決済までの期間が短いほど反射神経が重要なので、決済まで長く持ち続けるのが不安な人や、ゲーム感覚で取引をしたい人、ニュースをチェックするなどのファンダメンタルズ分析が苦手な人に向いています。

3.スキャルピングが禁止されていないか

このスキャルピングは海外fxでもメジャーなのですが、2013年頃からスキャルピングを禁止する会社も出てきました。そのため、スキャルピングが禁止されていないか、認めているかは登録する前にチェックしたいポイントです。スキャルピングを禁止しないと表明しているサービスは少なく、海外fxではスキャルピングが禁止されているか、特に言及がないかの2つに大きく分けられます。

時間帯により為替レートの傾向は大きく変わる

1.朝は値動きが少ないものの、大きく動くときもある

fxは時間を問わず取引できるのが魅力で、これは株式投資との大きな違いです。ただ、土日など市場が閉まっている時には取引は不可能で、これは円以外の通貨ペアを扱う場合でも基本的には変わりません。そのため、週末に取引をする場合、土日の休みが挟まり身動きが取れないケースもあるので注意が必要です。曜日以外で注意したい点は時間帯で、特にそれぞれの市場が取引を開始する頃は為替レートが大きく動くケースも珍しくはありません。日本時間の朝はさほど為替レートが動かない時間帯ですが、それでもニュースによっては大きな動きを見せることもあり、土日に重大なニュースがあった時の月曜日の朝は非常に危険です。

2.取引が最も活発な夜

午前中は東京証券取引所に加えて香港証券取引所、上海証券取引所の取引もスタートするのでアジア圏で大きな動きが見られます。もっとも、アメリカやヨーロッパではあまり動きが見られない時間帯で、夕方までは穏やかに推移することも多いのです。日本時間の夕方、16時頃から欧州の市場が取引を開始するので、為替レートの方も大きく動きます。そして、ニューヨーク証券取引所が取引を開始するのが日本時間のおよそ21時で、これ以降が世界で最もfxの取引が活発な時間帯と言っても過言ではありません。やはり、米ドルが世界的には最もスタンダードな通貨なので、世界中からトレーダーが参戦するのです。

3.時間帯の傾向を知っておきたい

ヨーロッパの市場の取引が終わるのが日本時間の深夜2時頃で、夜の9時から深夜2時までは為替レートも激しく動きます。深夜2時以降は少し落ち着いてくるものの、日本時間の早朝までは油断はできない時間帯です。実際にはニュース、経済指標の発表などにも左右されるものの、ある程度は時間帯による傾向もあるので、必ずチェックするとよいでしょう。値動きが少ない時間帯を狙う、自信があるので夜からの取引に臨むなど、スタイルに合わせて取引の時間帯を変えるのも手です。この時間帯による傾向は、国内のfxであろうと海外fxであろうと変わりません。

詐欺など、海外fxを始める上での不安要素

1.出金に応じない詐欺

追証ゼロの会社が多く、安心して取引に臨めるのが海外fxの魅力です。一方で、海外fxが絡んだトラブルも珍しくはなく、代表的なものは利益を上げたのに出金に応じてもらえないというものです。事実、国民生活センターは海外fxに対して注意喚起をしており、これがイメージ悪化の大きな原因です。海外fxの中には出金に応じないなどの詐欺のような会社があるのは事実で、まずそのようなところに引っかからないようにしなければいけません。日本以外でも簡単にfxのブローカーとして認められるわけではなく、金融監督庁、金融監督委員会といった組織からライセンスを認定されて営業するのが普通です。そのため、ライセンスを取得していない会社は詐欺と判断してもよく、これだけでも悪質なサービスを排除できるでしょう。

2.信託保全と分別管理

他に、海外fxならではの不安要素としては仮に会社が破綻した時にどのような対応をされるかが挙げられます。国内のfx会社は信託保全が義務化されていて、信託保全は信託銀行と契約して顧客の資産を預けるシステムです。そのため、仮に会社が破綻したとしても一定の資産が守られるのですが、海外fxの場合は必ずしも信託保全を採用しているとは限りません。海外fxでも会社の運営の資金と、顧客の資産は別に管理する分別管理が採用されていて、破綻した場合には資産は保全されます。しかし、分別管理よりは信託保全の方が安全性の面で優れていて、海外fxの会社選びの際は信託保全を導入しているところがよいでしょう。

3.破綻したケースもある

海外fxで追証ゼロの会社を利用すれば口座のマイナス分は請求されず、安心して取引に臨めるものの、2015年に発生したスイスショックの際は大手の海外fxの会社が破綻しています。マイナス分を会社が肩代わりするからこそ、為替レートが大きく動く際の破綻のリスクは国内のfx会社より高いのです。大手のfx会社が破綻するなどそうあることではありませんが、仮に破綻した場合に資産がどういう扱いになるのかは事前に確認したいポイントです。

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